2010年度までのWeb技術の進展予測

http://www.nri.co.jp/news/2006/060518.html
ここ最近のバズワードだらけのロードマップで今後5年の変化が読めるわけないじゃん。どうせ5年後には、そのときのバズワードでロードマップを作ってるはずだし。というありがちな突っ込みをしておく。
そこで、2001年頃に「ソフトウェアの未来」という本が出ていたことを思い出して、引っ張りだしてきた。ティム・オライリー氏やらアラン・クーパー氏やらケント・ベック氏やらヘイルスバーグ氏やら、とにかく業界の凄い人に自分の専門分野における未来予測を語ってもらう本。統一感ないんだけど凄い企画だ。
今読んでみると、意外にもそれぞれの未来像と現在に、そんなにブレが無い事がわかる。オライリーだってWeb2.0という言葉を使ってないけど、サービスとしてのWebとか、メタデータの重要性を語っている。他の人のインタビューを読んでも、それぞれのビジョンの確かさを感じる。もちろん未だ実現途中のものも多いし*1、消えてしまった企画もあるのだけど。
まぁ、この人たちは自分で未来を作ってるのだから当たって当然なのかもしれない。
"The best way to predict the future is to invent it."
これが最強。

*1:この本は予測の期間を区切っていないからね