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アランケイの東大での講演

一文一文がパワーを持っている!! 密度濃すぎるぜ!

我々がNSFからの資金を受けてこれからやろうとしているのは、2万行でOS、グラフィックスシステム、ネットワークシステムからエンドユーザーシステムまですべてを書いたようなシステムを作ることである。

そんなことができるのは、以下のようなマジックがあるらしい。(具体的にどういうのかは、ちょっとわからない)

もうひとつは、下回りのほうで我々が判っていると思っていることの紹介である。まずは、Ian とAlexのGolen Box。このGolden Boxは、入力として150行程度のBNF的なものを食わせると、その言語からネイティブコードを生成して実行するシステムを作り出すことができる。さらに、1500行程度のそのGolden Boxのプログラムを入力として入れると、同じ働きをするGolden Boxを作り出すことができる。これによって、1700行程度でコンパイラ自身も含めてプログラミング言語の処理系を作ることができる。20000行のシステムを作ると言い出した背景には、Ianによるこのシステムが存在していたことが大きい。

締めの言葉はかっこいいなぁ。

大事なのは、Squeakも含めて今のソフトウェアは駄目だということである。特に東工大のほうでの講演はやや話し方にあいまいさが合ったともいえるが、Squeakはすでに大きすぎるし、中身もIanのやつのように柔軟性が無いのであまりよろしくない。Squeakを卒業して、もっと良いものを作るのがこれからの目標である。Susan Sontagが言うように、理解というのは現状をそのまま受け入れるのをやめることから始まる。