一寸の虫にも魂

これ面白いなぁ。

昆虫の行動は外部からの刺激だけによって決定されているわけではなく、例えばハエには特殊な「自発的で自由な意志」があると推論されるとの実験結果を米独の研究チームが１６日、発表した。
<中略>
実験では、体の動きをコンピューターでデータ化する装置にショウジョウバエを入れて頭を固定。装置の内部はむらのない白色にし、ハエが視覚刺激を受けない環境をつくった。その結果、ハエは視覚刺激を受けていないにもかかわらず、羽や脚を激しく動かした。

ただ、そもそも自由意志って何よ?みたいな疑問もちょっと浮かぶ。ランダム性があるからって自由意志とみなすの?みたいな。
ここでデネットの本とか、スマリヤンのエッセイを思い出してしまう。
彼らの意見は、「純粋な自由なんて紛いもの!! それっぽい機能があるだけ。でも別にいいじゃん。紛いものなりに結構機能しているんだから」という、ちょっとスガシカオの歌詞っぽい感じだ(と思う)。
その意味ではハエに自由意志があってもいいか。

自由は進化する