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「ソフトウェア業界に来た新社会人に本音を言っておく」を読んで

http://d.hatena.ne.jp/ksh/20080401/1207063840
あー、新入社員の成長度合いを無視して、現在の自分の基準で考えるから、こういう説教っぽいことを言ってしまいがちですね。俺自身もこういうことを言っていた時期があるので、ものすごく反省してます。
新入社員は現在の自分とは違う生き物であることを考えた方がいいです。

  • 新入社員は自分の記憶力を過信しているから、先輩の話なんかメモする必要が無いと思ってる。
  • 仕事の学習を始めたばかりだから、学習曲線が急。俺ってばスゲー的な万能感にあふれてるので、何かを理解したとかすぐに言っちゃう。
  • バカと思われるのが怖いのでわかったふりをしてしまう。
  • 基本的に知らない人と話するのがイヤなので、電話がとるのが怖い。適当な理由つけてとらない。(<-これは単なる俺の話でした。)

もともと優秀だったり社会人経験がある一部の人以外は、皆かかる病だ(程度の差はあるけど)。五歳以下の子供は嘘という概念自体が薄いから、ナチュラルに(大人から見ると)嘘をつく、だから怒ってもしょうがないみたいなかんじ。自分だってそういう面あったでしょ? 人類皆ネオテニー!!
もっと行動や判断の指針になるような言葉、原則を伝えたい。
で、ソフトウェア業界に来た新社会人にいうべき事は何かを考えてみると難しいですね。
今の自分には「ソフトウェアの仕事が、そこそこ好きになってくるまで頑張れ」としかいいようが無いかなー。興味さえもてれば、あとは自主的にどんどん覚えていくと思う。
でも結局、その言葉は自分にも返ってきて、新人がソフトウェアの仕事が好きになるような環境を作ることが重要になってくるのでしょう。

最後に Joel Spolskyのお言葉です。

私がソフトウェア開発の仕事をしているのは、それが楽しいからで、私はこの仕事を愛している。
稼ぎがいいからとか、今から死ぬまでの間の時間を埋めるためにやっているわけじゃない。

こういう言葉がさっと言える先輩になりたいね。