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デブサミ1日目

講演会は300人満員御礼でした。とりあえず自分達の戦いは出来たと思います。
一日目は講演があるために、あんまり落ち着いてセッションが聴けなかった。。

午前中

ちょっと喫茶店で資料の再確認をしてから目黒雅叙園に向かいました。完全遅刻。
俺はものすごく緊張しいなので、控え室に入ったり出たりして全然落ち着かない。

セッション(12-A-3):時を超えたプログラミングへの道への道

角谷さん講演です。携帯のアンテナ表示が液晶を突き破るぐらいの高出力です(グレンラガン的表現)
いろんなメッセージがギュッと詰め込まれてます。下記は自分の理解 (自分の言い回しになってます)

  • プログラミング(やソフトウェア開発)が社会的な活動なこと
  • パターンランゲージは、場(建築や都市や社会)における矛盾や相克*1を調和させるためにあること
  • デザパタ、XP、アジャイルがつながってて、それがパターンランゲージを元にしていること
  • アレグサンダーの試みは建築分野では殆ど失敗していて、ソフトウェア業界にいる自分達が実質的な後継者なこと
  • つまりSocial Change Starts With You なこと

自分達のセッションとの「つながり」を感じたのは、竹内予言のくだり。

「プログラミングを書いたことがないシステムエンジニアが威張っているような会社は早晩滅びる」

開発プロセスを現実の自分達の活動として地に足がついたものにするためには、プログラミングやその他の技術的な観点が絶対に必要で、それを忘れれば必ず机上の空論になってしまう。例えばXPはオブジェクト指向言語*2の土壌から生まれていることを無視してしまうと実質機能しない。

というわけで自分達のセッションも頑張ろうという気持ちになったのです。

スキマ時間

いろんなブースにお邪魔しました。オライリーブースにサイン本を置くという話があったのですが、さすがにお断りさせていただきました。翻訳本は「オブジェクトの広場編集部」の仕事で、その中の自分自身の担当範囲はごく一部です。広場公認のハンコみたいのが欲しい。
しかし、関さん所有の「ThoughtWorksアンソロジー」にサインをお願いされて、もうなんかもの凄い恐縮しすぎてむしろ逆にアリかなと思ってサインしてしましました。It's ダブルスタンダード!

セッション(12-A-4): Eclipse-Way :分散アジャイル開発のためのプラクティスとその事例

IBMにおける大規模分散アジャイル開発事例。やはり以下の点が重要っぽいことを個人的に再確認できました。

  • チームの構成とアーキテクチャを合わせる
  • WBSではなく成果物(Work Item)ベースで仕事の進行を管理する

1つめはコーンウェイの法則からも導かれるプラクティスです。チーム作り、(開発)プロセス作り、プロダクト作りは三位一体なんだなーと思います。これは2日目の関さんの話につながっています。

セッション(12-A-6):オブジェクト指向エクササイズのススメ

開発プロセスの根幹を支えるものは技術で、XPやアジャイルという開発プロセスを生む土壌となったのがオブジェクト指向プログラミングという技術です。しかし、オブジェクト指向プログラミングって学習し辛い。もっと皆が気楽に学べる上手いやり方があればいいのに!

という立ち位置で、ThoughtWorksアンソロジーの「オブジェクト指向エクササイズ」を紹介しました。


講演後にアンケートをパラパラ見ていたら、「オブジェクトの広場」を知っていた人が1-2割ぐらいという事実。まぁ世代が一回りしたとはいえ、ちょいと寂しいですね。。

その後

講演で使い果たしてしまい体調不良になって動けない。ホワイトボードに落書きとかして過ごしました。「株式会社はてなの開発戦略」はかなり面白かったらしい。。行けばよかったー。

デブサミパーティー出席 & 『プログラミング言語Ruby』出版記念トーク懇親会

色々な人と喋ったけど、完全に知らない人とは喋ることができない。こういう微妙な人見知りを直さないと面白い話が聴けないなーと思います。

あと、id:Yoshioriさん と umezawaさんが話してて、めっさ面白かった。もう完璧に異文化な感じなんだけど、逆に何か生まれそう。

もう一個、侍塊's のアンプは小さすぎるのではないか。CRATEのTXシリーズやRolandのCUBE Streetのような持ち運び可能ストリート用アンプを使うといいと思いました。

その後、 kakutaniさん、id:t-wadaさん、id:secondlifeさんと新宿に移動。道すがら新はてブの使い方とか、はてな京都オフィスに森見登美彦氏がきた話とかを聞いた。「あれ?俺全然Rubyの人じゃないのになんでここに来たんだろう」という疑念を振り払い、楽しく飲んで帰りました。

*1:角谷さんは陰陽と言ったものを普通の言葉に置き換えるとこんな表現なのかなと思う

*2:というか実質的にはSmalltalk