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銭ゲバ最終回 DVD-BOXは17010円(税込み)ズラ!!

あまりにも過酷すぎる内容のため、最後にはスポンサーがコカコーラのみになっていたという、スタッフの覚悟を見せつけたこのドラマ。たまーに見てました。
自身にダイナマイトを巻きつけ導火線をつけた風太郎が、幸せな人生を妄想しつつ爆死するという壮絶な最終回でした。妄想と現実の二つの世界がカットバックで入り乱れるのは、エヴァンゲリオンとか超光戦士シャンゼリオンの最終回みたいでしたね。ジョージ秋山の原作にも似たシーンがあるらしいので、こちらの方が先達かもしれませんが。
妄想世界の蒲郡一家や三國一家の人々は、圧倒的な貧乏人でも大金持ちでもなくて中の上ぐらいの生活水準で幸せそうに暮らしています。この普通っぷり、あまりにもベタな幸せぶりが逆に切ない。あの風太郎がこんな幸せを望むなんて。
この妄想パートにはかなり力が入っていて、今までの登場人物がほぼ全員出てくるし、皆それなりにいいポジションに収まっています。辛い物語を見続けていた視聴者に対するサービスみたいなところもあったのかなーと思います。*1
あと爆発寸前の松山ケンイチの演技は良かった。あの取り乱し方やちっぽけさが、デスノートの月の死に際みたいです。そう考えると、実写版デスノートは月役とL役をひっくり返しても成立したかもしれませんね。
最後の風太郎の独白は冗長な気もしましたけど、このご時世にこれだけの作品を作り上げたスタッフの意地みたいな感じで、とても感服いたしました(←よくわからん感想だ・・)

*1:正直な話、半分ぐらいしか見てない、そんなに思い入れがない俺にとっては微妙なのですが