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フリーザ一派のビジネスについての考察

今週以下の記事を読んでから、暇なときにそのことばっか考えてしまいました。
ドラゴンボールのフリーザ一派のビジネスについての疑問

要約すると、彼らの仕事は「惑星の住民を絶滅させてから金持ちの宇宙人に売ること」だったが、それだけの武力を持っていればお金を得るためにそんなことをしなくても、直接「金持ちの宇宙人」の母星とかを襲って支配してしまえばいいじゃない? という疑問です。
このセリフの解釈の一つとして、「フリーザ=金持ちの宇宙人」で、サイヤ人はフリーザを顧客として商売をしている、という仮説があります。フリーザや部下が直接惑星を占領するかわりに、サイヤ人(やその他の戦闘に強い種族)に代行させてるという形です。

http://anond.hatelabo.jp/20091117214657

これは一理あるのですが、あきらかにベジータを部下として扱っている描写と矛盾するし、わざわざ金を払うくらいなら武力で隷属させればいいわけで*1、やっぱりしっくりこない。

自分の仮説として、フリーザは個人として宇宙最強だったがフリーザの国(もしくはコルド大王の国)が宇宙最強なわけじゃない、というものを考えました。

原作の描写で以下のことがわかります。

  • 星を破壊するほど圧倒的な能力を持つ戦士は限られている
  • テクノロジーで戦闘力の不足を補うことができるらしい
    • 弱い戦士がエネルギー弾を打てるようにするデバイスがある*2
    • フリーザも最後サイボーグ化してたし
  • サイバイマンのように人工的にある程度の戦力になる戦士を作る方法が確立されている
  • 戦闘力に数万倍の差があっても大量の敵に襲われれば負ける可能性があるらしい
    • フリーザは徒党を組んだサイヤ人を恐れていた。

フリーザは最低79個以上の惑星を所有していました*3。それと同等、それ以上の惑星を所有する星間国家が複数あり、サイバイマンやその他のテクノロジーを使って、フリーザ(もしくはコルド大王)の星間国家に匹敵するほどの武力を有していたと仮定します。1対1では無敵のフリーザでも、自分の全領土を防衛したり、他の星間国家を一気に滅ぼしたりすることは不可能でしょう。移動に1年以上もかかる惑星もあるので、ある惑星を攻略している間に母星が襲われる可能性があるからです。もしかしたら星間国家間には、一方的な侵略があれば連合軍に攻められるといった協定があるかもしれません。

このような状況下であれば星間国家間にある程度の均衡が保たれることになります。

均衡があれば、ある種の商取引が成立するでしょう。フリーザ一味は星間国家に属していない孤立した惑星を占領して、それを他の星間国家に売って利益を得ていたのでしょう。その利益でスカウターや宇宙船その他の技術や資源を得ていたのだと思います。

たぶん最終的に全銀河を支配するのには、複数の星間国家を同時に相手にするほど武力を育てなければならないわけで、とてつもなく長い時間がかかるのでしょう。宇宙最強の力を持っていても宇宙征服の道は遠いですね。だから永遠の命を欲したのかもしれません。

やることが結構あるのに、、ダラダラと考えてしまった。。。無駄すぎるっ!!

*1:実際当時のベジータよりも強い戦士を部下として従えているわけだし

*2:このレベルの戦士が最重要ターゲットであるナメック星に配属されていたことから、フリーザ一派の層の薄さがわかります

*3:これアニメ版限定でしたっけ