ファンクション倶楽部2008秋イベント ~lambda the world~
行って来ました。よいイベントでしたねー
で、詳細はあとで書く予定です。もうちょっとお待ちを。 ← 書いた
今年は個人的に技術的な事項に対する興味が少し薄い一年でした。立場の変化とかそういうものではなく、自分の場合は単に定期的にそういう時期が来るだけです。
というわけで、技術系イベント参加は控えていたのですが、今回はオブジェクト倶楽部の対抗勢力、ファンクション倶楽部のイベントということで、気になっていってきました。ちなみに、自分は関数型言語に関しては、ワナビー以前のウォッチャーに過ぎないです。ちょこちょこイジってはいるのですけどね。
以下感想です(資料等はこちらで)
手探りの私にも少しわかる気がしてる関数型言語
Haskell話。永和内関数型勢力の層の厚さに愕然とする。
スライドで紹介されていたリアルワールドHaskell本が気になりますねー。
http://www.realworldhaskell.org/blog/
自分は関数型言語で実装する際の「設計」ってどういう感じなんだろう、というのが気になってます。計算機科学じゃなくて、ソフトウェア工学的?な視点で説明されているHaskell本が読んでみたかったのですが、この本はそんな感じなのでしょうか?スライドでも書いてあったとおり、モジュール化しやすい関数、型の厳密さ、パターンマッチングあたりが、鍵になってくるのかなーと思ってます、
Lisp創世に見るプログラマの価値
「実装」こそが世界を変えるという話。万事その通りですね。
あとは、言語の構想者と実装者が別々の場合、実装者があんまり有名にならない現象について。Smalltalkのダン・ インガルスみたいな感じでしょうか*1。
Arrowのはなし
Arrowについては、山宮さんのここらへんのページを読んでいたおかげで、かなり面白く聞くことができた。
http://d.hatena.ne.jp/propella/20070807/p1
モナドよりも汎用的っぽいしかつメタファが理解しやすいので興味深い。オブ厨の目には、言語レベルの Pipes and Filters パターンにも見えてきます。
応用例として触れらていた、Functional Reactive Programming が気になりました。Reactive Programming は単なるGUI用途だけじゃなくて、自分のような普通のプログラマにも影響をあたえるパラダイムになりそうだ、という妄想をしています。ちなみに Object Oriented Reactive Programming もあるらしいですよ。
個人的感想
スライドを見ながら頭を抱えて考えなくちゃいけない、噛み応えのあるイベントでしたねー。居酒屋開催というのもGood!! 最初から酒が飲めなかったのはBad!!(というのはウソで途中からでいいです。。。)
あとは、イベントスタートの直前、lambda the worldの由来について羽生田さんに真顔で聞かれて、ちょっと照れながら答えてる角谷さんがとても印象的でした。
*1:自分も最近知りました