自分探しがとまらない
読了。
- 作者: 速水健朗
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/02/16
- メディア: 新書
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路上で詩を書いたり、海外にバックパック旅行に出かけたり、といった「自分探し」をする若者達に関係する社会現象、ポップカルチャー、背景について、カタログ的に解説してます。次々に事例が出てきますが、それに対する作者の意見が手厳しい。居酒屋のトイレに相田みつをの詩が張ってあったときに感じる微妙な怒りを増幅させて本にしたような感じです。正直、ラーメン屋が作務衣着てるぐらいは別に許してあげようよと思った*1。
自分探しにハマる年代は真性団塊ジュニアと呼ばれる1972〜1981生まれ*2の人らしいです。俺自身も直撃世代なのですが、著者の方も同じ年代です。実は本書は著者の自画像で、全体に散りばめられた皮肉は自虐的な意味を持っているという構造になってます。このモヤモヤした気持ちはわかる。日本中を覆う閉塞感と一緒に育った世代ですからね。
P.S.
この本を読んだ直後に高田純次の適当日記を読んだら、そんなこまかいモヤモヤ感は吹っ飛びました。高田純次の文章は読む合法ドラッグですね。
幕末のイケメン奉行
すごく、、現代的なイケメンです。こんな髪型とポージングはアリだったのか。NHK大河ドラマで現代っぽい顔の人が出てても何の問題も無いことがわかりますね。
でも、なかなか悲運な生涯を送ったみたいです。
http://blogs.yahoo.co.jp/yumehamaroku/2964135.html