ThoughtWorksアンソロジー その1
俺も翻訳者の一人としてかかわった「ThoughtWorksアンソロジー」。もうそろそろ街の本屋さんに並ぶ頃かなー。ThoughtWorksアンソロジー宣伝企画としてちょこちょこ触れていきたいと思ってます。
ThoughtWorksアンソロジー ―アジャイルとオブジェクト指向によるソフトウェアイノベーション
- 作者: ThoughtWorks Inc.,株式会社オージス総研オブジェクトの広場編集部
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書はエッセイ集ということになってますが、ポール・グレアムの書くエンジニア用癒し系エッセイみたいなのじゃなく、もっとガチな技術系のエッセイです。
ちなみに僕の担当した章は、「10章Antビルドファイルのリファクタリング」です。どうです? 地味でしょ。
Antは、ちょっと前まではレガシーの代表格みたいな感じでしたが、いまは一周して、シンプルでいいんじゃないかーという感じになってますよね! 多分。
Antリファクタリングの章では、「DSLとしてのAnt」が隠しテーマになってると深読みしました。Antから制御構造が奪われているのはなぜか? それを踏まえたうえでどういう風にコーディングしていけばよいのか? ということがわかります。ただリファクタリンングカタログ形式じゃなく、じっくり語る形式の方が良かったなーとは思いますけどね。
他の章も引っかかるところは面白いと思います!! 多彩なテーマを取り扱ってるので、どれか自分が抱えている課題にマッチするものがあるでしょう。